●●私の怪我の歴史●●

幼少時から現在までの私の怪我の履歴書です。この他にも細かいもの、同じ部位を再発したものなど挙げるとまだまだありますが、代表的なもの、記憶にはっきりあるものなどを選別し、体の部位ごとにまとめてみました。

 

何のお役に立つかは分かりませんが、ご参考までにご覧ください。なお文中に、病院にかからず自分の判断のみで治してしまった事例がありますが、本来はまずは病院にて確認(骨折や靭帯損傷などの重大な症状がないか)をすることが必須であることをお断りしておきます

 

 

【頭部】

1、鼻骨骨折

三度。シュートボクシングの練習時に二度は顔面のパンチ、一度は顔面への膝蹴りで。内二回は全身麻酔にて手術。

 

2、鼓膜裂傷

シュートボクシングの選手時代、耳に蹴りを受けて。パチンと音が鳴った後、キーンと言う耳鳴りが止まず、息が耳の穴の奥からもれることに気付く。医師の判断で安静のみで他の処置なし。現在、聴力に問題なし。

 

3、顔面裂傷

シュートボクシングのプロ2戦目で、顔面への肘打ちを右目尻にくらって。医師によると縫うと痕が残るとのことで、医療用のテープで留めて固定。

 

4、眼球の変形

高校の頃、グローブ空手の組手にてストレートパンチを左目にくらって。医師は眼球が少々変形しているとのこと。安静の後、視力は回復。40歳を超える現在も左右とも2.0を維持するも、手元がぼやける老眼の傾向が出始める。

 

【首】

1、頚部捻挫

シュートボクシング現役時代に首相撲(互いに首を抱え込み、膝蹴りを打ち合う練習)の最中に。急激に引っ張られて、1カ月ほど動かすと首の左側に痛みがあった。この数年後に後遺症として再発する。

 

2、頚腕症候群

1の症状の後遺症。首の左側から左腕にかけての神経痛の様な広がる痛みとしびれ。

整骨院に勤務し始めた頃(20代後半)、1日に多くの患者さんにマッサージが原因と思われる。下を向いて押す動作が繰り返されるので、首や背中に疲労がたまり過ぎた。

ちょっとの動作で腕にしびれと痛みが走り、日常生活に支障が出る状態が2ヶ月ほど続いた。マッサージが仕事のメインなので、治るのに時間がかかった。

 

【肩】

1、右肩捻挫

シュートボクシングのデビュー戦にて。

投げや関節技があるキックボクシングの様な競技であり、投げは判定のポイントになる。相手に投げられた際、背中をマットにつかない様に(ポイントを取られるので)右肘をついてカバーした。相手と自分の体重と勢いがすべて右肩に。以後、2ヶ月ほど腕は上がらず、左腕だけ振ってジョギングをし、左ジャブと蹴りしか練習できなかった。この時も鍼灸治療がよく効き、早期に復帰できた。

 

2、左肩捻挫

高校時代、器械体操部に所属。マット運動で、ロンダード(バック転など連続技につなげる為の側転1/4捻り)をした際、手をマットに着いた時に肩を捻る。2ヶ月ほどは手をつかない宙返り、特に腕を上に上げないで済む”側宙”(側方宙返り)ばかりを練習した。

 

【胸】

1、胸骨不全骨折

高校時代、胸に打撃が集中するフルコンタクト空手にて胸部をさんざんに殴られる。翌朝起きようとした際、胸の真ん中に激痛が走り起きられず。レントゲンでははっきりとした骨折ではないが、骨のひび(不全骨折)の疑いがあると診断。シップとさらしによる固定。

 

2、肋軟骨骨折

シュートボクシング時代、練習で先輩に左の脇腹を蹴られて。数々の怪我をしたが、痛みで言えば、この肋骨骨折がダントツで一位。

胸は呼吸だけでも膨らんだり縮んだりする為、なんの動作でも力を入れた時に痛み、かなり困った。帰りの電車で揺れるたびに地獄の激痛が走り、帰り道は本当に10センチずつしか進めないほどの小さい歩幅でないと歩けなかった。途中で会った地元の同級生の女子にでかいバッグを持ってもらい、自宅まで送ってもらう情けなさ。

コルセットで固定、シップで冷却。約1ヶ月ほどしてから徐々に運動を再開。

 

【腰】

1、急性腰痛

中学時代、少林寺拳法に熱中していたが、基礎体力トレーニングが不十分な状態でキックミットを蹴り続ける。翌朝から立っているだけで腰に持続的な痛みが出て運動が困難に。病院では腰部への注射(カルシウムの注射と説明される。カルシトニン製剤?骨粗しょう症には効果があると思うのだが・・・)とシップを処方される。3週間ほどで自然に治る。

 

2、急性腰痛→座骨神経痛

38歳の時。治療院の仕事と、現場でのダンサーたちへのトレーナー活動で忙しい時期が1年ほどあったその正月に発症。

寒い冬場でも野外で中腰の姿勢でマッサージなどを数多くこなしていたこと、また忙しさを理由に自分の体のケアをほとんどしていなかったことが重なったと思われる。

院長として活動していた為、仕事も休めず、治療の合間に自分の治療をするという無様な事態に。朝礼などで立っているだけでもつらく、びっこを引いて歩く。

お尻から脚全体にしびれと痛みが常にあり、夜寝ても痛みが完全になくなる姿勢が見当たらない。安眠できない日々を過ごし、全身が衰弱する。正月休みに発症してから、その年の5月の連休の時にようやく空手の稽古が再開できるようになる。

 

【手】

1、右手第4中手骨骨折

薬指の手の甲の骨の骨折。小学生の頃、ケンカで人の顏を殴り自分の手の骨が折れる。固定具をつけて約1ヶ月。固定が悪かったのか、自分が暴れん坊だったのか、骨の変形が残り、以降、拳の握りが悪くなる。(その癖を利用してうまく握れるよう、空手の稽古などで苦労した)

 

2、右手第4指近位指節関節亜脱臼

右手薬指の手のひらに近い方の関節の不完全な脱臼。

バック宙(後方宙返り)を失敗し、床(学校の廊下)に中途半端に開いた形で手を着いて。

ものすごく腫れたので、突き指で済ます気になれず病院へ。固定約1ヶ月。完全に力を入れて握れるまでには4~5ヶ月要した。

 

3、第一指中手指節関節内側側副靭帯部分断裂

親指の付け根、内側の靭帯を伸ばす(部分的な断裂)。

シュートボクシング時代、軽いスパーリングにて自分が勢いよくパンチを出した際、相手のトレーニングウェアの襟にグローブの親指部分が引っ掛かる。親指は思い切り開かれた形になり握れなくなる。完全に握れるまでに4ヶ月以上要した。

後に左も同様の負傷をする。B-BOYがフットワークで手を着いた際に同様の怪我が多く見られる。

 

【腕】

1、右前腕部下端部不全骨折

手首の上の骨の不全骨折(ひび)。小学生低学年の頃。

土手の坂道を勢いをつけて駆け降りた際に、勢いあまって前に転倒。手を着いてかばった際に負傷。固定数週間ほどで、特別なリハビリなどはなかった。

 

2、左前腕部下端部不全骨折

1と同様の怪我をその1年後にする。親も医師もあきれる。

 

3、右肘関節捻挫

中学時代、少林寺拳法の練習中、右の突きのスピードをできるだけ上げようとした際に、自ら加速度的に肘を思い切り伸ばしてしまった。

腕を伸ばして床につくと痛く、これも治るのに3ヶ月ほど要した。

 

【股関節】

1、右股関節捻挫

高校時代、フルコンタクト空手練習時に、空中で体を一回ひねって後ろに蹴る動作をしていた際に負傷する。

普段と逆の動作(左右どちらもと欲張った)であり不慣れだった為、回転し着地した際にうまく衝撃を逃がせず、股関節をひねってしまった。病院にはいかず、1週間ほど安静後、1ヶ月ほど練習量を調整して治る。

 

 

【膝】

1、右膝関節捻挫

高校時代フルコンタクト空手の練習時、後ろ蹴りを空振り。直線的に勢いよく伸ばされた膝が伸びきってしまい負傷。

しゃがむ、正座、蹴りの動作の様な伸ばし切ることも痛みにより不可能。膝の関節面、軟骨や半月板などの損傷があったと思われる。

自分で包帯とシップ、テーピング(本を見て自己流で)で、大丈夫と思えるまでに2ヶ月以上要した。

 

2、右膝後十字靭帯断裂

高校卒業後、陸上自衛隊に入隊。戦闘訓練にて、走行中に急停止して滑り込み、低い体勢になる練習をする。

銃を右手に持ったまま、左脚でストップを掛けて滑り込む動作。雨上がりの芝生で急停止をかけた際に滑ってしまい、右膝を垂直に地面に思い切り打つ。以後、膝の中が痛かったが数週間で消失。

その1ヶ月後位から、長距離走をしていると膝が痛くて走れなくなることを繰り返す。内視鏡検査で、断裂と半月板の損傷を認める。

前十字靭帯は再建手術が必要になるが、後十字靭帯は筋力アップのみでカバーできるとのこと。以後、6ヶ月にわたり東京警察病院にてリハビリでお世話になる。いつの間にか、スクワット200回位できるまでに回復し、「もう来なくていいよ。」と言われる。

 

3、左膝内側側副靭帯部分断裂

左膝内側の靭帯が部分的に切れる。柔道整復師の専門学校時代、授業で柔道が必須である。もと柔道部で自分より20kg重い相手に調子に乗り過ぎたのか、投げた相手がこらえた為、中途半端な投げになり、相手が自分の膝に乗っかってしまった形になり負傷する。

徒手検査で、靭帯が完全に切れていないことを確認し(熟練した柔道整復師の先生による。クラスメートの師匠)、包帯と頑丈なサポーターで固定。私の鍼灸の師匠の鍼灸治療でかなり劇的な早期回復をみる。鍼灸治療のすごみを強烈に感じる。以後、現在まで多くのストリートダンサーたちの怪我に鍼灸治療を活かしている。 感動は自分の道を決める。

 

【足首】

1、左足首捻挫

小学生低学年の頃、どこかのお宅のよく滑る床で、助走をつけて座布団に飛び乗り滑走するという遊びに没頭する。何度目かに勢い余って、座布団を踏み損ね、踏み込んだ脚を思い切り捻る。立てなくなり、病院に直行。骨は問題なく、包帯固定とシップで全治1ヶ月。

 

2、右足首捻挫

高校時代、庭で空手の自主練習中、庭石に足を取られて捻る。腫れはひどかったが、1週間後に腫れが引いてからも動きの制限はひどくなかったので、病院にはいかず。自分で包帯とシップ、塗り薬などで治す。

 

【足】

1、左足第五中足骨骨折

足の小指側、足首に近い方の骨折。小学5年の頃、自転車で遊び場から帰宅中、工事中の道路の横を通る。細かい砂利が散っており、後ろを振り返り友人に話しかけようとした際に前輪が砂利に滑り転倒。自転車の下に左足が巻き込まれる。

なんとか足を着けはしたが、病院に行くと骨折を確認。その場でギプス固定。4~5週間ほど要したと記憶。

 

2、右足第一指捻挫

シュートボクシング時代、リングの上でミット打ちを繰り返す。疲労してきた時に前に思い切り踏み込む。

疲労の為か、右足の親指がしっかりそらないまま下に曲がった状態で踏み込んでしまった。親指の付け根がかなり腫れたが、病院にはいかず包帯とシップのみで自己治療(靭帯が切れてなかったから良かったですが自己判断は危険です)。

これには4ヶ月以上はかかった記憶が。日々、体重を支え、休ませることがない足は治りが遅い。手先も同様。